一般的なお箸の長さは、親指と人さし指を直角に開いた時の親指の先と人さし指の先を結んだ距離=「一咫」の1.5倍が使い易いとされていますがこれはあくまで目安です。
実際に箸を持った時に1~1.5センチほどが手の上からのぞくくらいで喰い先が閉じやすい長さが良いと思います。
持った時の親指の力のかかり方、楽さ加減で太さを選びます。
麺類を食べるには箸先は太い方が良いです。箸を持って、箸先を上手に合わせることができる人は先が細いものでも大丈夫なのですが、そうでない方は太い、四角とか八角の方が良いです。ちなみに、割り箸が使いやすいのは箸先がくっついているからなんです。手ばしやの箸は必ず箸先がぴったりとつくように作ってあります。
置いた時の美しさで言えば、四角の箸が美しいですが、持った時の感覚は、これはお客様お一人お一人の好みの問題です。
手ばしやでは1年以上寝かせた堅木材の黒檀や鉄木、シャム柿、タイガーウッド、桜、能登ヒバを基本としています。それを小割しさらに3か月以上落ち着かせたのち、箸の形としています。また、お客様の家の古材などを使うこともできます。